車両評価点と修復暦

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オークション会場に出品された全ての車両は会場検査員により検査を受け“出品表（出品車両詳細表）”が作成されます。これは宝石で例えると

鑑定書に当たる物で、車名、グレード、登録年月日、走行距離、装備、オプション、不具合箇所などが記載され、内装・外装の状態により評価点

が付けられます。この評価点は、車両の状態を数字にてランク分けした物で、0点～S点までランク付けされます。ただ、詳細な分け方は実際に

は会場ごとにさまざまで、修復暦車だけでも０点、Ａ点、Ｒ点と表記が違ったり、同じ４点でもＡ、Ｂ、Ｃランクに分かれたり、別途内装のみＡ、Ｂ、Ｃ

ランクが付けられたりします。この評価点は壊れない車を保障するのではなく、あくまで内外装と基本的な車両状態の説明に過ぎず、不具合や

故障などなどについては出品表の検査員記入事項を確認しなければなりません。

０点、Ａ点、Ｒ点

Ａ点、Ｒ点などは修復暦車の事で、車体の骨格にあたる部分の修正又は交換などを行った場合に表示されます。ではバンパーやドアなどの修理

や交換は？　これは修復暦にはなりません。これらの部品はボルトやナットで取り付けられており、その他修正を加えずに部品交換が可能であれ

ば骨格に影響がない、つまり走行に支障がでる可能性がないと判断されるからです。（分かりやすく説明する為、基本定義の事ですが）

１点～３．５点

この範囲は違法改造車～粗悪車、そして変な表現ですが“粗悪車寸前車”　“修復暦寸前車”までです。

粗悪車寸前車や修復暦寸前の表現は会場ごとに評価基準の温度差が有る為、冗談を込めて分かりやすく表現しました。

４点、４．５点

平成１０年前後辺りまででしょうか？、４点神話のような物があり、４点なら大丈夫、４点なら程度が良いと業界では考えられていました。ただ近年

は評価点４点でも会場によってはあまり程度の良くない車両も見かけます。

５点～

登録から数年以内のきれい中古車達です。

Ｓ点

俗に言う新古車の事です。　　Ｓｈｉｎｋｏ‥　多分頭のＳだと‥‥

余談ですがＳ点について‥

新古車には実際にはこれといった定義がなく正確に表現すると、登録してナンバープレートが付いた車両はすべて中古車となります。

ですが登録後１ヶ月以内から何ヶ月も経った物まで会場規約の範囲内ではすべて新古車と呼ばれます。

車両評価点のまとめ

出品する側も落札する側も評価点４点を基本で考えてください。出品については、ご自分の出品した車両評価が4点付けば

まず安心です。3.5や3点、A点などの場合は流通相場の低い価格を参考にして下さい。落札についても評価点4点を基本に

考えてください。理想としては4.5点位がベストですが。

こぼれ話

以前私の知人が評価点3.5点の車両を購入、約一年後に大手買取店に売却に行きました。

するとその買取店の店員に　「ん～　修復暦有り、つまり事故車ですね」と言われたそうです。

話に納得できない知人は代行店へ。代行店は査定協会に査定を依頼しました（有料です）。

結果は修復暦なし。話を聞いた私は「あ～、そういう事ね」と納得。　

当社独自の査定基準！　日本中の車を事故車にするつもりでしょう。買い叩けるから…

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